MRI検査 mri
MRIとは
MRI(磁気共鳴画像)とは、強力な磁場の中に体を入れ、強い磁気と電波を使って体の内部(臓器や血管)を撮像する検査機器です。脳神経外科では、主に脳や脊髄などに生じた病変の診断を行います。症状がまだ現れていない初期の脳梗塞や脳動脈瘤などが診断でき、脳疾患(脳梗塞、脳出血、脳血管病変、脳変性疾患、脳腫瘍など)の早期発見・予防にたいへん役立ちます。
MRIの特徴
MRIの特徴としては、下記のようなポイントが挙げられます。
- 磁気や電波による検査なので、放射線被ばくがありません。
- 造影剤を用いなくても、頭頸部の血管撮影(MRA)が可能です。
- 患者さん自身が体の位置を変えなくても、あらゆる角度からの画像を描出することができます。
当院のMRI検査
当院で導入したMRIは、1.5テスラ(15,000ガウス)の超伝導磁石を用いた非常に強い磁場により、高精細かつ高速な画像診断が行えます。
MRI検査では、全身を検査することが可能です。特に脳出血・脳梗塞などの頭部や、椎間板ヘルニア、靭帯損傷などの脊椎領域のより細かな診断が行えます。
閉所恐怖症の方でも検査が受けられるように動画を見ながら行うことができます。
MRI検査のできない方
下記のような方は、MRI検査をお受けいただけません(詳しくは、ご相談ください)。
- 心臓ペースメーカーや除細動器を使用している方
- 人工内耳が埋め込まれている方
- 材質の不明な金属が体内に入っている方
- 妊娠初期の方 など